買い物が作る世界

      2016/02/06

前回に続いて、

またおいしいものは脂肪と糖でできている、の某お茶のCMの話です。

あのCM結構食欲そそりません?

脂肪、糖、と記載はされていますが、ご当地バーションなるCMもお目見えして、
かなりおいしそうに撮られていると思います。

しかし彼らはピザやラーメンやカレーを悪い物として扱っているわけですから、
それをおいしそうに演出するというのは、
CMで言ってる事と、CMでやってる事が、矛盾しているのではないか、

という見方も出来てしまいます。

本来は、消費者の体の事を考えるなら、お茶を売るのではなく、
体に悪い物を食べたくなくなる様なアプローチが必要なのです。

また何年か前に某サラ金業者が、「お客様の為に、もっとサービス向上委員会」

なるCMをやっていて、

ネット上でこのCMがムカつくなどとちょっと騒がれていたのですが、

これも、本当にお客様の為を考えるなら、

サラ金でお金をかりなくても済む様な、

真っ当な金銭感覚をお客様に身につけて頂く。

これこそが一番お客様の為になるのではないでしょうか。

(ただわかった上で止む無く借りている人もいると思います、

なのでこれが全ての人に当てはまる物だとは思いません)

また過払い金返還請求なるものもはやっていますが、

返還された過払い金を握りしめてパチンコ屋に駆け込む様な人も、

中にはいるのではないでしょうか。

どの例にも共通している事は、根本的解決を図ろうとしていない、という点です。

その点が無視されている事が、不覚にもよく見えてしまうCMであった。

だからなんか違和感があったり、
ムカつく、という感想を持つ人が出てきたりしたのではないでしょうか。

しかし企業は儲けなければ潰れてしまいます。
なのでこの手の矛盾や違和感はテレビや広告を見ていれば山の様に存在し、
我々にとって日常になっているわけです。

しかし注意深く探せば、利益よりもまず消費者の事を考えていたり、

その人の夢や理想が強かったりして、
お金以上の何かで動いている人達が確実に存在します。

しかし、大概そういう人達は苦戦しています。

そしてそういう人達を苦戦させているのが、我々消費者です。

しかしそれは、我々消費者自身の不利益にも繋がっているのではないでしょうか。

お手軽な、根本解決を図らない楽な方ばかりを選んでいれば、
その人の人生の質が低下するのは明らかです。

本当に消費者の事を、社会の事を考えている人達を見付けて、
そういう物を、食べたり身に着けたりして暮らす。

そうした日常的に触れている物の全てが、我々の無意識を作り、
それが自分の価値観や人生を大きく左右している。

そう考えれば、何気ないいつもの買い物がすごく大事な物に思えてきませんか?

値段だけでなく、自分が楽になるから、でもなく、
作り手の理念や考えに共感できるかどうかで、物を選ぶ。
そんな買い物の仕方が広がれば、

世界はもっと、人類にとって、ひいてはあなたにとって、

より良い人生を選択しやすい環境になるのではないかと、僕は思っています。


 - 日記