断捨離に反対?

   

 

先程断捨離の話をしたので、

今日の2通目は、逆に「物」がある事の良さを書いてみようかと思います。

 

僕の父親は、僕が小さい頃から、転勤族の社宅住まいで、

その社宅もほとんど取り壊されてしまったので、

子供の頃に過ごした家というのがもうありません。

ただ田舎の実家はまだ健在で、夏休みの帰省時に遊んだ思い出が一杯つまっています。

 

「身近で毎日使っていた物が大きくなっても家にある」

これは最近みたアートギャッベという絨毯の広告にあった言葉です
( http://www.emunoie.com/co_navi/article/DPs20150827163317-265.html )

 

 

思えば今の僕の身の回りには(断捨離のせいもあり)、

そうした物(子供頃からずっとあった物)は、何一つありません。

でも実家に帰ると、いたずらした柱や、シールを張ったタンスや、

家族で毎日使っていた大きいな食卓が、今も変わる事なく使われています。

 

そうした物を見ると、なんとも懐かしく、

多分それらを見なければ思い出す事もなかったであろう昔の記憶が蘇ります。

 

実家に物置の様に使われていて、あまり人が入る事がない部屋があったのですが、

その部屋に一人で侵入して探検するのが小さな僕も楽しみのひとつでした。

その部屋を見ると、この歳になっても、

ドキドキワクワクした昔の感覚が蘇ってくるのです。

 

これが他の家の物置部屋ではこうはなりません。

あの家のあの部屋でないとダメなのです。

 

今だに整理されておらず、人形などの土産物や、

VHSやベータのビデオテープが、昔のままに置いてある、

断捨離とは正反対の、山の様ないらない物で溢れたあの部屋でないとダメなのです。

 

もしうちの親が断捨離に目覚めて、あの部屋が全部片付いてしまったら、

(実際問題はありがたくもあるのですが)

やはりちょっと寂しくもある事でしょう。

 

うちの親には、もうしばらく断捨離の出来ない人でいてもらうくらいが、

もしかしたら丁度いいのかもしれません。

 


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