ちょっと斬新だった不眠症への対処法

      2016/02/06

以前仕事の関係で不眠症の話を聞きに行く事があったのですが、

そこで講演されていたドクターの話が面白かったので紹介します。

そのドクターは冒頭でこう言いました。

不眠症を治す究極の方法は、

眠くないなら寝なくていい、眠くなったら寝ればいい、それだけだと。

眠くないのに寝ようとするから不眠症なんだと。

逆転の発想と言うか、不眠症の本質をよく言い表した言葉だなと思いました。

眠くなった時に寝たい分だけ寝ていればいいんだと。

ただもちろんこれは実用的な解決方法ではありません。

しかし物事は「実用」に偏ると、

何が問題なのか、という本質を忘れてしまう事がある様に思います。

例えば不眠症に対しては、「実用」だけを考える場合、

「夜は寝ないとダメだ」という大前提が君臨します。

でもその大前提に君臨されて、夜寝る方法しか考えなくなると、

不眠症の本質は忘れ去られる様に思います。

「眠くないなら寝なくていい、眠くなったら寝ればいい」

冒頭のこの言葉の後半部分、「眠くなったら寝ればいい」

これができない事が不眠症の本質ではないかと僕は思います。

つまり不眠症の問題の本質は、寝ちゃいけない場面で眠くなる事だと。

例えば夜中に仕事をして日中家にいる人にとっては、

夜寝れなくて昼間に眠くなる、というのは何も問題ありません。

普通のサラリーマンで夜全然眠れないけど、

昼間も全く眠くならずにバリバリ仕事ができる。

となれば、本人にとっては不眠症ですらないと思います。

ナポレオンは睡眠時間が2~3時間だったそうですが、

不眠症で悩んでいたという事はないでしょう。

こうした本質というのは知った所ですぐに解決策がでてくる様な物ではありません。

ただそれを知っていると知らないとでは、

本人の解釈の幅に大きな違いが出てくると思うのです。

その人が身の回りに起こる出来事をどう解釈しているのか。

それが、その人の人生の全てです。

起こる出来事が同じでも、それをどう解釈しているかで、

世界は全く違った物になります。

同じ不眠症に悩んでいても、

ただ夜寝なくちゃ!と思っているだけの場合と、

昼間眠くなる事が問題の本質だなと、思っている場合とでは、

見えている世界は随分違うのではないかと思います。

また本質が見えて、君臨していた前提が外れれば、

違う解決策も見えてきます。

夜寝れないならその間にどんどん仕事をしちゃうとか、

起業して自由な時間に仕事ができる様にするとか、

結果が全てで出勤時間は問われないフレックスタイムの職場に移るとか。

ただどれも簡単にできる事ではないので、

実用的な夜寝る方法の併用も不可欠だと思いますが、

それだけに偏るのも視野狭窄の原因ではないかと思います。

物事は「実用」と、一見なんの役にも立たない「本質」のバランスが、

大事なのでないかと思います。


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